札所巡りのおはなし

あばらく

御朱印帳の保管方法

朱印帳を自宅でどのように保管してますか?
仏壇や神棚に置いて保管するのが一般的によく言われています。が、家に仏壇も神棚もない場合はどうすればいいの?ってことになりますよね。

実のところ、朱印帳の保管に特に決められたルールはありません。
だからと言って“雑然と放置しておく”とか“いろいろなものといっしょにしまっておく”というのはあまり感心できることではないですね。
そもそも神社仏閣でいただいた御朱印は「お参りした証明」であるだけでなく、「仏さまや神さまの分身」だともいわれるものです。自分自身が大切にしているものを保管するのと同じように、粗末に扱わないようにして保管しましょう。

ただ、保管方法として特に注意してもらいたいのが、“湿気”です。
朱印帳は紙製品ですから、湿気を吸収しやすい性質があります。湿気を含むと、表紙や中紙が波打ってしまったり、カビが生えてしまいます。かといって極端に乾燥したところに保管すると、表紙が反り返ってしまったということも起こります。

朱印帳の保管方法としてオススメなのは、蓋の付いたケースに入れて保管することです。このときシリカゲルなどをいっしょに入れておくと防湿効果もアップします。また、蓋があるので、ホコリを被るのも防ぐことができます。
そしてこのケースを本棚などの上に置いておきましょう。本棚の上だと高すぎて取り出しにくいというのであれば、自分の目線の高さより上の取り出しやすいところに置いても問題ないです。目線より高い位置に置くのは、敬意を払うという気持ちを表しているだけですから。

帰ったら、してほしいこと

御朱印をいただいたとき、御朱印帳なら反対側のページに、お軸や印取り白衣だと他の部分に、墨や朱印が写らないように当て紙をあてているかと思います。
御朱印をいただいて家に帰ったら、この当て紙はすぐに取り除きましょう。
当て紙を挟んだままおいておくと、くっついて剥がれなくなってしまうこともあります。特に御朱印帳やお軸の揮毫[きごう]された墨が乾いてくっついてしまうと、悲惨なことになってしまいます。なので、家に帰ったらすぐ、当て紙を取り除いてしまいましょう。

また、御朱印で使われている朱肉には膠[にかわ]などの油分が含まれているため、乾くまでとても時間がかかります。
御朱印帳は御朱印をいただいたすべてのページを風が通る程度開いて、立てかけて。お軸は吊るして、もし吊るすことができないのであれば御朱印をいただいた箇所だけを広げて。印取り用の白衣はハンガーや衣紋掛に掛けて。この状態で数日おいておくと印の部分もじゅうぶんに乾きます。